北海道の5月に行く花見穴場スポット6選【2025年版】

北海道の桜は、本州よりも遅れて見頃を迎えるため、5月でもまだまだお花見が楽しめます。

ゴールデンウィーク明けでも間に合う、混雑を避けてゆったりと桜を満喫できる「穴場スポット」が道内各地に点在しています。

この記事では、2025年5月におすすめの北海道の花見穴場スポットを厳選して紹介します。札幌、小樽、伊達、厚岸など、観光客が少なく静かに楽しめる場所を中心にピックアップしました。

まだ間に合う！2025年5月に見頃を迎える北海道の穴場花見スポット

北海道の春はゆっくりと訪れるため、5月でもまだ桜の見頃が続くスポットが多数あります。

観光客で混雑する有名スポットを避けたい方にとって、静かに桜を愛でられる「穴場」は特に魅力的です。

今回は、2025年5月でも間に合う、北海道各地のおすすめ穴場花見スポットを6つ厳選してご紹介します。

まず注目したいのは、5月上旬から中旬にかけて見頃を迎える桜スポットです。

本州ではすでに花の時期が終わっていても、北海道ではゴールデンウィーク後にようやく満開になる地域もあります。

そのため、本州でお花見を逃してしまった方にも絶好のタイミングと言えるでしょう。

また、こうした穴場スポットは観光客の流入が比較的少なく、地元民に親しまれている静かな場所が多いのが特徴です。

自然豊かな環境の中でのんびりとお花見が楽しめるため、写真撮影やピクニックにもぴったりです。

次の章から、エリア別にスポットの魅力と見頃情報を詳しく紹介していきます。

1.小樽市｜手宮公園：港と桜が織りなす絶景スポット

小樽市にある「手宮公園」は、高台から小樽港を一望できる絶景の花見スポットです。

例年5月上旬から中旬にかけて約690本の桜が咲き誇り、市街地と港、そして桜が織りなすダイナミックな景観が楽しめます。

観光地として有名な小樽運河からもアクセスしやすく、それでいて混雑は少なめという、まさに穴場の名にふさわしいスポットです。

手宮公園は傾斜地にあるため、見る角度によって桜の印象が変わるのも魅力です。

上から眺めるとピンク色のグラデーションが広がり、下から見上げると満開の桜に包まれるような感覚を味わえます。

晴れた日には日本海と桜が一枚の絵のように調和し、絶好の写真スポットにもなっています。

さらに隣接する「手宮緑化植物園」では、5月中旬になるとツツジやヤエザクラも見頃を迎え、桜と他の春の花との共演も楽しめます。

小樽市内での観光とセットで訪れるのもおすすめで、ローカルグルメと花見を一度に味わえるのが魅力です。

アクセス良好でありながら落ち着いた雰囲気の「手宮公園」は、春の小樽旅行において外せない穴場スポットといえるでしょう。

▶ 手宮公園の場所をGoogle Mapsで確認する

アクセス情報

所在地：北海道小樽市手宮2丁目

最寄駅：JR小樽駅から車で約10分／徒歩約30分

バス利用：北海道中央バス「手宮」バス停より徒歩約10分

駐車場：無料駐車場あり（普通車約50台）

2.伊達市｜有珠善光寺：歴史ある境内で静かに咲く古木の桜

北海道伊達市にある「有珠善光寺（うすぜんこうじ）」は、北海道最古の寺院として知られ、桜の名所としても高い評価を受けています。

例年5月上旬には、境内と隣接する自然公園におよそ1,000本の桜が咲き誇り、その光景はまさに圧巻です。

歴史ある茅葺屋根の本堂と、満開の桜のコントラストは、静かな趣を求める人にとって理想の花見体験をもたらしてくれます。

特に注目すべきは、樹齢200年を超える古木と、境内の岩の隙間から咲く「石割桜」です。

この石割桜は、力強くも儚い自然の生命力を感じさせる存在で、多くの来訪者の心を打ちます。

華やかさというよりも、静けさや歴史的な背景を味わえる花見として、年齢層問わず支持されています。

また、有珠善光寺の周辺には古民家カフェや地元野菜を使ったレストランなども点在しており、花見の後に伊達の文化と味を楽しむことも可能です。

札幌から車で約2時間の距離にあるため、日帰り旅行としてもアクセスしやすい点も魅力です。

観光地化されすぎていない、本物の静けさと癒しを感じたい方にぜひ訪れてほしい場所です。

▶ 有珠善光寺の場所をGoogle Mapsで確認する

アクセス情報

所在地：北海道伊達市有珠町124

最寄駅：JR室蘭本線「有珠駅」から徒歩約15分

車でのアクセス：道央自動車道「伊達IC」より約15分

駐車場：無料駐車場あり（普通車数十台分）

3.札幌市｜モエレ沼公園：アートと自然が融合した広大な桜の森

札幌市東区にある「モエレ沼公園」は、世界的彫刻家イサム・ノグチが設計したアートと自然が融合する公園です。

園内には「サクラの森」と呼ばれるエリアがあり、約2,300本もの桜が植えられています。

アートと桜が共存する独特の空間は、他の花見スポットではなかなか味わえない特別な体験を提供してくれます。

例年の見頃は5月上旬で、エゾヤマザクラやソメイヨシノなどが次々に咲き誇ります。

広々とした芝生やガラスのピラミッド、子どもが楽しめる遊具なども充実しており、家族連れにも最適なスポットです。

また、園内にカフェやレストランもあり、長時間ゆったりと過ごせるのも魅力のひとつです。

札幌市内からのアクセスも良好でありながら、市街地の有名スポットに比べて混雑が少なく、都会の喧騒を離れてのんびりと桜を楽しみたい方にぴったりです。

開放的で独創的な空間は、写真映えも抜群。お花見とアート鑑賞を同時に楽しめる、札幌でも屈指の個性派スポットといえるでしょう。

▶ モエレ沼公園の場所をGoogle Mapsで確認する

アクセス情報

所在地：北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1

最寄駅：札幌市営地下鉄「環状通東駅」から中央バスで約25分

車でのアクセス：札幌中心部から約30分

駐車場：無料駐車場あり（700台）

4.札幌市南区｜小金湯さくらの森：温泉と一緒に楽しむ癒しの花見

札幌市南区の静かな温泉地にある「小金湯さくらの森」は、地元民から愛される花見の穴場スポットです。

例年の見頃は5月上旬で、自然豊かな山間部に咲く桜が、温泉地の穏やかな風景と見事に調和します。

観光客が少ないため、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと桜を楽しめるのが最大の魅力です。

園内には遊歩道が整備されており、森林浴を楽しみながら桜並木を歩くことができるのもポイント。

付近には「小金湯温泉」があり、花見とあわせて温泉で身体を癒すという贅沢な過ごし方が可能です。

心も体もリフレッシュしたい方にはまさに理想のロケーションと言えるでしょう。

春の札幌旅行の中でも、混雑を避けつつローカルな自然と文化に触れられる貴重なエリアとして、小金湯は非常におすすめです。

温泉地ならではの飲食店や足湯スポットも点在しており、カップルやシニア層にも人気があります。

▶ 小金湯さくらの森の場所をGoogle Mapsで確認する

アクセス情報

所在地：北海道札幌市南区小金湯

最寄駅：札幌市営地下鉄「真駒内駅」から車で約25分

バス利用：じょうてつバス「小金湯」バス停より徒歩約10分

車でのアクセス：札幌中心部から約40分

駐車場：無料駐車場あり（普通車20台程度）

5.厚岸町｜子野日公園：桜と牡蠣グルメが両方楽しめるローカル名所

道東・厚岸町にある「子野日（ねのひ）公園」は、地元住民に親しまれている静かな花見スポットです。

例年の見頃は5月上旬から中旬で、エゾヤマザクラを中心に、珍しい「普賢象（ふげんぞう）」などの品種も楽しめるのが特徴です。

知る人ぞ知る存在ながら、地元感と自然の豊かさが融合した癒しの空間として、リピーターも多い名所です。

見どころは桜だけではありません。

毎年5月には、「桜・牡蠣まつり」が開催され、厚岸産の新鮮な牡蠣や海産物グルメを堪能できるのも大きな魅力です。

花見とグルメを一度に味わえる希少なスポットとして、食通や家族連れにも人気があります。

丘の上にある園内からは、厚岸湾を望む眺望も良く、自然・海・花が一体となったダイナミックな景観も見どころの一つです。

観光客が少なく、地元の空気を感じられる落ち着いた雰囲気も、都会では味わえない大きな魅力です。

▶ 子野日公園の場所をGoogle Mapsで確認する

アクセス情報

所在地：北海道厚岸郡厚岸町奔渡6

最寄駅：JR根室本線「厚岸駅」から車で約10分

バス利用：厚岸町内の路線バスあり（時期によって変動）

車でのアクセス：釧路市内から国道44号線経由で約1時間20分

駐車場：無料駐車場あり（イベント時は臨時駐車場開設）

6.中札内村｜桜六花公園：十勝の大地を一望できる開放的な桜スポット

中札内村にある「桜六花公園」は、六花亭製菓が整備・寄贈した私設の桜公園で、十勝の自然と文化を感じられる特別な花見スポットです。

約1,000本のエゾヤマザクラが植えられた園内は、例年5月上旬に見頃を迎えます。

観光地化されすぎておらず、穏やかな時間が流れるローカルな雰囲気が魅力です。

園内には展望台があり、そこからは十勝平野の広大なパノラマとピンクの桜並木が一望できます。

この解放感はまさに北海道ならではで、都会では体験できないスケールの花見を楽しめます。

芝生の上でレジャーシートを広げてのんびり過ごすのもおすすめです。

周辺には「六花の森」や六花亭のカフェ・ギャラリーもあり、アートやスイーツと一緒に桜の風景を楽しむことができます。

家族連れからカップルまで、幅広い層に人気のあるスポットです。

▶ 桜六花公園の場所をGoogle Mapsで確認する

アクセス情報

所在地：北海道河西郡中札内村常盤東4線

最寄駅：JR帯広駅から車で約50分

車でのアクセス：帯広広尾自動車道「中札内IC」から約5分

駐車場：無料駐車場あり（普通車多数・大型バスも可）

穴場花見スポットの選び方と注意点

北海道で5月に花見を楽しむ際は、「見頃時期」と「エリアの気候特性」をしっかり押さえることが大切です。

北海道は地域によって開花のタイミングが大きく異なり、札幌や小樽では5月上旬がピークである一方、道東や十勝では中旬頃まで見頃が続くことがあります。

旅行前には、目的地の開花予想をチェックしてから計画を立てるのがおすすめです。

また、有名スポットでも訪れる時間帯や曜日を工夫することで「穴場化」させることが可能です。

平日や早朝の訪問は人が少なく、より静かで落ち着いた雰囲気の中で桜を楽しめます。

観光バスが来る時間を避けるなど、少しの工夫で快適な花見体験ができます。

一方で、穴場スポットはアクセスがやや不便な場合もあるため、事前の交通手段の確認は必須です。

公共交通機関の本数が少ない場所もあるため、レンタカーや自家用車の利用が安心です。

また、天候が変わりやすい春の北海道では、防寒対策も忘れずに準備しておきましょう。

北海道の5月に行く花見穴場スポット6選まとめ

5月の北海道は、本州とは異なるタイミングで桜が見頃を迎えるため、ゴールデンウィーク後でもお花見が楽しめる貴重な地域です。

札幌や小樽などの都市近郊から、道東・十勝などの自然豊かな地方まで、人混みを避けてゆっくり桜を楽しめるスポットが豊富にあります。

静けさと開放感のある空間で、北海道らしいスケールの花見を体験できるのが、穴場スポットならではの魅力です。

また、各地には温泉、グルメ、アートなど、花見と組み合わせて楽しめるコンテンツも充実しています。

単に桜を見るだけではなく、春の北海道を五感で満喫する旅として、家族旅行や女子旅にもぴったりです。

混雑を避けながらも感動的な風景に出会える場所を探している方には、今回ご紹介したスポットがきっと役立つはずです。

ぜひ、あなたらしい春の花見を見つけに、2025年5月の北海道を旅してみてください。