【2025年】麻綿原高原・妙法生寺のあじさい完全ガイド！見頃はいつ？関東一遅咲きの絶景とアクセス・駐車場情報

こんにちは！
フリーランス観光ライターの四季 桜です🌸

梅雨の時期、心を晴れやかにしてくれる
美しい「あじさい」。

今回は、私が心から愛する
千葉の秘境、「麻綿原高原（まめんばらこうげん）」の
あじさいをご紹介します。

標高340mの天空に広がる、
約2万株の青いあじさいの絨毯…。

「関東で一番遅く咲く」と言われるこの場所は、
他では決して見られない幻想的な絶景が広がっています。

「でも、道が狭くてアクセスが大変そう…」
「最新の通行止め情報や、見頃が知りたい！」

そんなあなたの為に、
2025年の最新情報を徹底リサーチ！
この記事一本で、麻綿原高原のすべてがわかる
【完全ガイド】をお届けします。

最高のあじさい体験をするための準備、
一緒に始めましょう✨

💠 麻綿原高原・妙法生寺とは？天空に広がる「あじさいの海」

千葉県大多喜町の山中、
標高340mに位置する「麻綿原高原」。

その一帯は、日蓮宗の寺院である
「妙法生寺（みょうほうしょうじ）」の境内で、
「天拝園（てんぱいえん）」とも呼ばれています。

ここは、かつて日蓮聖人が
故郷と両親を偲び、日の出を拝んだと伝わる神聖な場所。
その聖地を彩るのが、約2万株ものあじさいなんです。

関東で一番遅咲きのあじさい寺「妙法生寺」

麻綿原高原のあじさいの最大の特徴は、
平地のあじさい名所より約1ヶ月も遅く見頃を迎えること。

「もう今年のあじさいは見逃しちゃったかな…」
なんて思っている方でも大丈夫。
7月でも満開のあじさいに出会える、
まさに「関東最後の楽園」なんですよ。

なぜ青一色？土壌が育む神秘のブルー

麻綿原高原のあじさいは、
そのほとんどが美しい青色をしています。

あじさいの色は、土の酸度によって変わるのですが、
ここの土壌は酸性が強いため、
まるで絵の具を溶かしたような、
深く、吸い込まれるような青色の花が咲くのだとか。

山の斜面一帯が青く染まる光景は、
「あじさいの海」と呼ぶにふさわしい絶景です。

🗓️【2025年】麻綿原高原あじさいの見頃はいつ？混雑状況も解説

せっかく行くなら、一番美しい時に訪れたいですよね。
2025年の見頃予想と、混雑を避けるための
とっておきの情報をお伝えします！

例年の見頃は7月上旬～下旬

2025年の麻綿原高原・妙法生寺のあじさいは、
例年通りであれば
7月上旬に咲き始め、中旬にピークを迎え、
下旬まで楽しむことができるでしょう。

特に、7月第3日曜日に開催される
「そば供養あじさい祭り」の頃は、
毎年最高の見頃となっていますよ。

混雑を避けるなら「平日の早朝」が鉄則！

麻綿原高原への道は非常に狭く、
シーズン中の週末は、
駐車場に入るまで数時間待ちの渋滞になることも…。

そこで私が心からおすすめするのは、
「平日の早朝」を狙うこと！

人が少ないだけでなく、
運が良ければ、朝霧が立ち込める
幻想的な風景に出会えるかもしれません。

早起きする価値は、間違いなくありますよ✨

🚗【超重要】麻綿原高原への最新アクセス！2025年通行止めルートと迂回路

ここが一番大切なポイントです。
麻綿原高原へのアクセスは、
現在も台風被害による通行止めが続いています。
必ずこの情報を確認してから出発してくださいね！

【注意】台風被害による通行止めが継続中

2023年の台風13号の影響で、
大多喜町側の「町道会所麻綿原線」や「町道老津線」は
2025年時点でも通行止めとなっています。

カーナビによっては通行可能なルートとして
表示される場合もありますが、実際には通れません。

訪問前には、必ず
大多喜町観光協会の公式サイトなどで
最新情報を確認するようにしてください。

唯一のアクセスルート「鴨川市の林道」を徹底解説

現在、麻綿原高原へ行けるのは、
鴨川市側から入る「林道内浦山線」と「林道奥谷線」
を経由するルートのみです。

【推奨アクセスルート】

1. 東京湾アクアライン → 圏央道「市原鶴舞IC」
2. 県道168号 → 県道81号（養老渓谷方面へ）
3. 県道178号（小田代勝浦線）へ
4. 鴨川市の林道（内浦山線・奥谷線）を経由して麻綿原高原へ

▶ 麻綿原高原天拝園の場所をGoogle Mapsで確認する

運転に自信がない方は要注意！林道の3つのポイント

この唯一のアクセスルートである林道は、
正直に言って、かなりスリリングな道です。
運転の際は、以下の3つの点に十分注意してください。

• ① 道幅が極めて狭い
  対向車とのすれ違いが困難な場所がほとんどです。譲り合いの精神で、ゆっくり進みましょう。
• ② ガードレールがない箇所も
  カーブが多く、見通しの悪い場所もあります。ガードレールのない崖沿いの道もあるため、よそ見は厳禁です。
• ③ 夜間・早朝は通行止め
  林道（内浦山県民の森）は、安全のため夕方5時から朝9時まで通行止めになります。早朝を狙う場合も、9時以降に到着するように計画しましょう。

🅿️ 麻綿原高原の駐車場を完全ガイド！料金・場所・注意点まとめ

無事に林道を抜けたら、次は駐車場です。
こちらも事前にしっかりチェックしておきましょう！

駐車場の場所と料金、有料期間について

あじさい寺「妙法生寺」の少し手前に、
町営の駐車場があります。

• 名称：麻綿原高原 町営駐車場
• 台数：約100台（普通車のみ）
• 料金：有料期間（例年6月中旬～7月中旬）は1回500円

大型バス・マイクロバスは通行不可！

道が非常に狭いため、大型バスやマイクロバスは
駐車場だけでなく、林道自体も通行できません。
必ず普通車で訪れるようにしてくださいね。

駐車場から妙法生寺までの徒歩ルート

駐車場に車を停めたら、
妙法生寺までは徒歩で10分～20分ほど。

少し坂道になっていますが、
山の澄んだ空気を吸いながら、
だんだんと見えてくるあじさいに
期待が高まる、楽しい道のりですよ。

📸 私が選ぶ！麻綿原高原あじさいの絶景撮影スポットと服装の注意点

年間100以上のスポットを巡り、
写真を撮り続けてきた私が、
麻綿原高原で「ここは絶対撮ってほしい！」と
思う絶景スポットをこっそりお教えしますね。

① 天拝園の「あじさい絨毯」は外せない！

まず外せないのが、妙法生寺の境内であり
あじさい園でもある「天拝園（てんぱいえん）」です。

山の斜面一帯を埋め尽くす、
約2万株の青いあじさいはまさに圧巻の一言！

遊歩道を少し登った場所から見下ろすように撮るのが、
「あじさいの海」感を表現する私のおすすめアングルです。

どこを切り取っても絵になるので、
ぜひあなただけのお気に入りスポットを
見つけてみてくださいね。

② 展望台から望む房総の山々と大パノラマ

天拝園の遊歩道を一番上まで登ると、
小さな展望台があります。

そこから見渡せるのは、
幾重にも連なる房総の山々の大パノラマ！
天気が良ければ、遠くに太平洋を望むこともできます。

眼下に広がるあじさいと、
雄大な山々の両方を一枚の写真に収められる、
最高の贅沢スポットですよ。

③ 静寂に包まれた「御堂・書道館」周辺

賑やかなあじさい園から少し離れた、
御堂や書道館の周りも、実は素敵な撮影スポット。

趣のある建物を背景に、
静かにたたずむあじさいを撮ると、
しっとりとした風情ある一枚になります。

ただし、こちらは神聖な場所ですので、
撮影の際は静かに、マナーを守って
楽しませていただきましょうね。
※商用利用など、内容によっては事前相談が必要です。

【最重要】服装の注意点！ヤマビル対策は万全に

ここ、テストに出ます！というくらい重要です(笑)
麻綿原高原は自然豊かな山の中。
特に4月～11月はヤマビルの活動が活発になります。

知らない間に足元に…なんてことにならないよう、
以下の対策を万全にしてお出かけください。

• 長袖・長ズボンは必須！
  サンダルやスカートは絶対にNG。肌の露出を避けましょう。
• ヒル除けスプレーを携帯
  靴やズボンの裾に、事前にスプレーしておくと効果的です。
• 塩やお酢を小瓶に入れて持参
  万が一くっつかれてしまった場合、塩やお酢をかけると剥がれやすくなります。

🎉 名物「そば供養あじさい祭り」で特別な一日を

麻綿原高原のあじさいシーズンで
最大のイベントが、この「そば供養あじさい祭り」です。

無料で振る舞われるお蕎麦の味は格別！

このお祭りは、先代の住職を偲んで行われるもので、
なんと、見物に訪れた参拝者に無料でお蕎麦が振る舞われるんです！

私も一度いただいたことがあるのですが、
満開のあじさいに囲まれながら、
涼しい高原の空気の中でいただくお蕎麦は、
本当に美味しくて…忘れられない思い出です。

年によっては、牛乳やトウモロコシが
配られることもあるそうですよ。

2025年の開催日は？（予想）

「そば供養あじさい祭り」は、
毎年7月の第3日曜日に開催されています。

そのため、2025年は
7月20日(日)に開催される可能性が高いです。

一年に一度の特別な日。
この日に合わせて訪れるのも素敵ですね。
※正式な日程は、春以降に発表される情報を必ずご確認ください。

🚶‍♀️【モデルコース】あなたに合った麻綿原高原の楽しみ方を見つけよう！

「どうやって周るのが一番効率的かな？」
そんなあなたのために、私が考えたとっておきの
おすすめモデルコースを3つご提案します！
あなたの旅のスタイルに合わせて選んでみてくださいね。

①【車で気軽に】あじさい満喫＆絶景コース

「運転は少し不安だけど、絶景はしっかり見たい！」
という方向けの、基本コースです。

• 9:00　町営駐車場に到着
• 9:15　徒歩で妙法生寺へ。天拝園のあじさい散策開始！
• 10:00 展望台から大パノラマを堪能
• 11:00 ゆっくりと駐車場へ戻る

滞在時間は約2時間ほど。
まずは麻綿原高原の魅力を
じっくり味わいたい方におすすめです。

②【健脚向け】清澄山から歩く本格ハイキングコース

「体力には自信あり！自然の中を歩きたい」
というアクティブなあなたには、このコースがぴったり。

• 9:00　清澄寺バス停からハイキングスタート
• 10:30 「あじさいの道」を抜け、麻綿原高原に到着
• 11:30 天拝園の散策と展望台からの景色を楽しむ
• 12:00 持参したお弁当でランチタイム
• 13:00 清澄寺バス停へ向けて下山開始
• 14:30 清澄寺バス停にゴール！

休憩を除いた歩行時間は往復で約3時間15分。
あじさいだけでなく、達成感も味わえる
健脚向けプランです。

③【欲張りプラン】養老渓谷と温泉も楽しむ一日満喫コース

「せっかく大多喜まで来たなら、全部楽しみたい！」
そんな欲張りなあなたに贈る、私イチオシの贅沢コースです。

• 9:00　麻綿原高原に到着。あじさいをたっぷり満喫。
• 11:00 車で移動し、養老渓谷「粟又の滝」へ。
• 12:30 「手打ち蕎麦 ゆい」で絶品ランチ。
• 14:00 「大多喜城」で歴史散策。
• 15:30 「ごりやくの湯」で日帰り温泉に癒される。
• 17:00 帰路へ。

時間はあくまで目安ですが、
大多喜・養老エリアの魅力を
一日でぎゅっと満喫できるプランですよ。

🚃 電車とバスで行ける？公共交通機関でのアクセス方法

「車の運転が苦手で…」という方も
いらっしゃいますよね。
公共交通機関でのアクセスについても解説します。

基本はタクシー利用。所要時間と料金の目安

正直にお伝えすると、
麻綿原高原への公共交通機関でのアクセスは
かなりハードルが高いです。

最寄り駅は、JR外房線「安房天津駅」や
いすみ鉄道「上総中野駅」、「大多喜駅」などになりますが、
そこから妙法生寺までの路線バスはありません。

そのため、駅からタクシーを利用するのが基本となります。
ただ、通行止めの影響で迂回が必要な場合もあり、
時間も料金も通常よりかかってしまう可能性が高いです。

もしタクシーを利用する場合は、
事前にタクシー会社に現在の状況を確認し、
予約しておくことを強くおすすめします。

🗺️ あじさいと一緒に楽しむ！麻綿原高原周辺のおすすめ観光＆グルメスポット

麻綿原高原を訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしい
素敵なスポットがたくさんあります。
私が特におすすめする場所を厳選してご紹介しますね！

【自然を満喫】養老渓谷・粟又の滝

麻綿原高原から車で少し足を延せば、
千葉県を代表する景勝地「養老渓谷」が広がります。
特に、約30mの高さから滑り落ちる「粟又の滝」は圧巻！

遊歩道が整備されているので、
川のせせらぎや鳥の声を聞きながら、
のんびり森林浴を楽しむのも最高ですよ。

▶ 養老渓谷の場所をGoogle Mapsで確認する

▶ 粟又の滝の場所をGoogle Mapsで確認する

【歴史に触れる】大多喜城・渡邊家住宅

徳川四天王の一人、本多忠勝が築いた
「大多喜城」も必見です。
天守閣は博物館になっていて、
城下町の歴史を学ぶことができます。

▶ 大多喜城の場所をGoogle Mapsで確認する

また、城下には古い町並みが残っており、
商家建築の「渡邊家住宅」など、
江戸時代の雰囲気を味わえるスポットも点在しています。

▶ 渡邊家住宅の場所をGoogle Mapsで確認する

【グルメを堪能】手打ち蕎麦ゆい・番所

旅の楽しみといえば、やっぱりグルメですよね！
私のおすすめは、古民家でいただく
本格十割蕎麦の「手打ち蕎麦 ゆい」さん。

▶ 手打ち蕎麦 ゆいの場所をGoogle Mapsで確認する

また、大多喜駅前の「番所」さんでは、
猪肉を使った名物「十六丼」など、
地元の幸を堪能できますよ。

▶ 番所の場所をGoogle Mapsで確認する

【癒しをプラス】日帰り温泉でリフレッシュ

たくさん歩いた後は、温泉で汗を流すのも良いですね。
養老渓谷エリアにある「ごりやくの湯」は、
気軽に立ち寄れる日帰り温泉施設です。
露天風呂で自然を感じながら、旅の疲れを癒してください。

▶ ごりやくの湯の場所をGoogle Mapsで確認する

周辺観光スポット一覧表

観光スポット名	説明	四季 桜のおすすめ度	所要時間目安
養老渓谷	清流や滝、豊かな自然が魅力の渓谷。	★★★★★ 文句なしの絶景！	1～2時間
粟又の滝	落差約30mの壮大な滝。養老渓谷のシンボル。	★★★★☆ 迫力満点です！	30分～1時間
大多喜城	本多忠勝ゆかりの城。歴史博物館。	★★★★☆ 歴史好きには◎	1～1.5時間
日帰り温泉 ごりやくの湯	養老渓谷エリアの天然温泉。露天風呂あり。	★★★★☆ 旅の締めに最高！	1～1.5時間
手打ち蕎麦ゆい	築130年の古民家で営む十割蕎麦の名店。	★★★★☆ 雰囲気が素敵です	30分～1時間
番所	山の幸を使った郷土料理。猪肉の「十六丼」が名物。	★★★☆☆ 地元グルメを堪能！	30分～1時間

※所要時間は、観光・体験・食事・入浴など各施設の滞在目安です。移動時間は含みません。

【2025年】麻綿原高原あじさい完全ガイドまとめ

今回は、千葉の秘境・麻綿原高原の
あじさい情報について、
2025年の最新情報を交えながら
詳しくご紹介しました。

天空を埋め尽くす青いあじさいの海は、
一度見たら忘れられない、まさに絶景です。

道中の運転やヤマビル対策など、
注意すべき点もいくつかありますが、
しっかりと準備をすれば、
最高の思い出が作れるはずです。

この記事が、あなたの素敵な旅の
きっかけになれば、私も嬉しいです。

安全に気をつけて、
心に残るあじさいの旅を楽しんでくださいね！