館林つつじまつり2025のみどころ・アクセス・観光スポット徹底紹介！

群馬県館林市で毎年春に開催される「館林つつじまつり」は、日本屈指のつつじの名所「つつじが岡公園」で行われる花の祭典です。

2025年は4月8日（火）から5月6日（火・振休）まで開催され、約100品種・1万株ものツツジが咲き誇ります。

本記事では、館林つつじまつり2025の見どころやアクセス情報、イベント内容、地元グルメや特産品、周辺の観光スポットまでたっぷりご紹介します。

館林つつじまつりの会場のつつじが岡公園基本情報

つつじが岡公園の住所と問い合わせ先

館林つつじまつりの会場である「つつじが岡公園」の基本情報は以下の通りです。

• 所在地：群馬県館林市花山町3278
• 電話番号：0276-74-5233（つつじが岡公園総合管理事務所）

▶ つつじが岡公園の場所をGoogle Mapsで確認する

▶ 館林つつじまつり公式サイトはこちら

ご不明な点や最新のイベント情報などは、事前にお電話または公式サイトで確認されることをおすすめします。

特にまつり期間中は、駐車場・開花状況・イベント内容の変更などがある場合がありますので、お出かけ前に最新情報をチェックしておきましょう。

館林つつじまつり2025の見どころはここ！

館林つつじまつりは、ただ花を愛でるだけのイベントではありません。

歴史・自然・文化が融合した名園として、他の花まつりとは一線を画します。

その中でも、最も注目を集める見どころの一つが「勾当内侍遺愛のつつじ」です。

勾当内侍遺愛のつつじ（推定樹齢800年）

このヤマツツジは、樹齢800年を超えると推定される日本最古級のツツジです。

平安時代の女流歌人・勾当内侍（こうとうのないし）が愛したとされる伝説が残り、その由来から名づけられました。

年々新芽を出し続ける生命力に驚かされるとともに、一度は見ておきたい「生きる文化財」とも言える存在です。

実際に近づいてみると、その幹はねじれながら力強く大地に根付き、まるで時代を超えて今を生きているような佇まいです。

春の陽光を浴びて咲き誇る姿には、多くの人が足を止め、思わずカメラを向けています。

館林つつじまつりの象徴的存在として、訪れた際には必ずチェックしておきたいスポットです。

宇宙を旅した「宇宙ツツジ」も展示

館林つつじまつりの見どころの中でも、特にユニークで話題性のある展示が「宇宙ツツジ」です。

これは、館林市出身の宇宙飛行士・向井千秋さんが宇宙へ持参したツツジの種子から育てられた特別な個体です。

無重力空間を経験した植物の子孫が、地球に根付いて咲くというロマンあふれるストーリーが、多くの来園者の心をつかんでいます。

育てられた宇宙ツツジは、他の品種に比べて若干小ぶりながらも、鮮やかな色合いと芯の強さを感じさせる花を咲かせます。

「宇宙を旅した命が、また新たな命を咲かせる」——その感動を目の当たりにできるのは、館林だけかもしれません。

展示場所は園内マップでも特に注目されており、フォトスポットとしても大人気です。

私は初めてこの花を見たとき、「たかがツツジ、されどツツジ」と、その存在の深さに驚かされました。

科学と自然、そして人の想いが融合した奇跡のような存在です。

館林オリジナル品種「花山姫」「乙女心」も必見

つつじが岡公園の魅力は、歴史や伝説にとどまりません。

館林市独自の育種で誕生した「オリジナル品種」があるのも、他にはない見どころのひとつです。

中でも人気が高いのが、「花山姫（はなやまひめ）」と「乙女心（おとめごころ）」です。

「花山姫」は、淡いピンクと白のグラデーションが特徴で、やわらかな花姿がまるで舞うように見えます。

名前の通り、花の女神が宿っているかのような気品を感じさせる品種です。

一方「乙女心」は、濃いめのピンク色が印象的な、可憐で華やかな品種。

見た瞬間に心がときめくような愛らしさがあり、その名にぴったりの存在です。

これらの品種は、館林市が丹精込めて育てた「ここでしか見られないツツジ」であり、訪問者にとって大きな魅力となっています。

撮影スポットとしても人気が高く、SNS映えも抜群です。

来園の際は、ぜひその美しさを目に焼き付けてください。

館林つつじまつり（つつじが岡公園）へのアクセス

電車・バス・徒歩でのアクセス方法

館林つつじまつりの会場であるつつじが岡公園へは、公共交通機関でもスムーズにアクセスできます。

東京方面から訪れる場合は、東武伊勢崎線（東武スカイツリーライン）で「館林駅」までお越しいただくのが一般的です。

そこからバスまたは徒歩で公園へアクセスできます。

もっとも便利なのは、館林駅東口から出る「館林・板倉線」バスを利用するルートです。

「つつじが岡公園入口」停留所で下車すれば、目の前が会場。

バスの所要時間は約11分と、ストレスのない移動が可能です。

また、徒歩で向かう場合は、駅から約2km、30〜40分程度かかりますが、街の風景を楽しみながら散策気分で歩けるルートとしても人気があります。

タクシーを使えば約10分、料金は1,100〜1,300円ほど。

さらに、まつり期間中は臨時バスや無料巡回バスが運行される日もあるため、事前に公式サイトなどでチェックしておくと安心です。

混雑を避けたい方は、朝早い時間帯の移動がおすすめですよ。

車でのアクセス

館林つつじまつりへ車で訪れる場合は、東北自動車道「館林IC」から約10分（約4km）と、非常にアクセスしやすい立地です。

カーナビを使用する場合は、目的地を「群馬県館林市花山町3278（つつじが岡公園）」と設定すれば間違いありません。

会場までの道は比較的わかりやすく、初めての方でも安心して運転できます。

館林つつじまつりの駐車場情報

つつじが岡公園周辺には無料で使える便利な駐車場が複数整備されており、車での来場者にも優しい環境が整っています。

混雑を避けるためには、早めの到着や平日来園が特におすすめです。

ここでは主要な駐車場3か所をご紹介します。

つつじが岡公園 正面駐車場

会場目の前という最高の立地を誇るメイン駐車場です。

約800台の車が収容可能で、見頃時期にも多くの人が利用します。

無料で利用できるため、混雑時は朝8時までの到着がおすすめです。

▶ つつじが岡公園 正面駐車場をGoogle Mapsで確認する

ふれあいセンター駐車場

つつじが岡公園から徒歩圏内にある便利な駐車場で、臨時シャトルバスの発着場所にもなることがあります。

徒歩でもアクセス可能なので、混雑時の代替として非常に便利です。

ファミリーやシニア層にも人気のスポットです。

▶ ふれあいセンター駐車場をGoogle Mapsで確認する

尾曳駐車場

館林市内の尾曳地区にある、大型車両にも対応可能な広々駐車場です。

つつじが岡公園までは少し距離がありますが、混雑時の穴場スポットとして活用されています。

イベント時期は誘導スタッフが配置されることもあり、安心して利用できます。

▶ 尾曳駐車場をGoogle Mapsで確認する

アクセス手段まとめ表と注意点

以下は、つつじが岡公園への主なアクセス手段を一覧表にしたものです。ご自身の出発地や滞在スタイルに合わせて、最適な方法を選んでください。

交通手段	所要時間・方法	備考
電車＋バス	館林駅からバスで約11分、「つつじが岡公園入口」下車	最も便利・おすすめ。まつり期間中は臨時バスあり
電車＋徒歩	館林駅から徒歩約30～40分（約2km）	天気が良ければ散策に最適。ただしやや距離あり
タクシー	館林駅から約10分（1,100〜1,300円程度）	荷物が多い方や小さなお子様連れにおすすめ
車	東北道・館林ICから約10分（約4km）	駐車場は約800台（混雑時は臨時・民間駐車場あり）

アクセス時の注意点

• 土日祝や見頃ピーク時（4月中旬〜下旬）は特に混雑が予想されるため、早朝の移動が◎。
• 臨時バスや巡回バスの運行情報は公式サイトで事前確認を。
• ナビ設定は「群馬県館林市花山町3278（つつじが岡公園）」が確実です。
• 徒歩ルートは日差し・雨対策を忘れずに。

快適に楽しむためにも、交通手段の選択と混雑回避の工夫がカギとなります。

館林つつじまつりの特産品・名物をチェック！

地元グルメ：館林うどん、焼きまんじゅう、麦落雁

館林に来たらぜひ味わってほしいのが、群馬の名物グルメです。

つつじまつりの会場や市内各所では、地元で長く愛される味に出会うことができます。

まず外せないのが「館林うどん」。水と小麦にこだわった強いコシとツヤが特徴で、冷やしても温めても絶品。

群馬三大うどんのひとつとして知られ、園内や直売所、飲食店でも楽しめます。

次におすすめなのが、「焼きまんじゅう」。ふかふかのまんじゅうに甘辛い味噌ダレを塗って香ばしく焼き上げる群馬のソウルフードです。

食べ歩きにもぴったりで、つつじを眺めながらの一串は格別です。

そしてお土産にも人気なのが「麦落雁（むぎらくがん）」。

大麦と砂糖のみで作られるこの素朴な和菓子は、200年以上の歴史を持つ伝統菓子で、口の中でほろっとほどける上品な甘さが特徴です。

これらのグルメは、まつり会場の物産ブースや市内のお店で手軽に味わえます。

「観て」「食べて」楽しめるのが、館林つつじまつりの醍醐味のひとつです。

ご当地スイーツ・惣菜：分福最中・上州牛グルメ

つつじまつりの楽しみは、花や景色だけにとどまりません。

会場周辺では、地元食材を使った惣菜や和スイーツも充実しています。

まず注目なのが「分福最中（ぶんぷくもなか）」。

館林に伝わる「分福茶釜」の民話にちなんで作られた和菓子で、たぬきの形をした愛らしい最中に、自家製の餡がぎっしり。

見た目のインパクトも抜群で、お土産としても喜ばれています。

さらに注目したいのが、群馬ブランドの「上州牛」を使ったグルメ。

お惣菜として人気の上州牛コロッケやメンチカツ、焼き串などは、会場内のフードブースや道の駅「ぽんぽこ」などで提供されます。

ジューシーでコクのある味わいは、肉好きにはたまらない一品です。

その他にも地元産小麦を使った「どら焼き百年小麦」や、地場野菜の漬物・惣菜パンなども登場し、食べ歩きグルメもバリエーション豊富。

気に入った味はその場で購入もできるので、お土産探しと食べ歩きが同時に楽しめるのが嬉しいポイントです。

特産ドリンク・お酒：ボイセンベリードリンク＆日本酒「分福」

館林のグルメといえば、食べ物だけでなく地元ならではのドリンクやお酒にも注目です。

なかでも珍しいのが「ボイセンベリードリンク」。

ボイセンベリーは、館林市が栽培を推進しているラズベリーとブラックベリーを交配した果実で、酸味と甘みのバランスが絶妙です。

この果実を使用したジュースやゼリー、スイーツなどがまつり期間中に販売され、さっぱりした味わいは花見のお供にぴったりです。

もうひとつの注目が、地元の老舗酒蔵「分福酒造」による日本酒「分福」。

“福を分ける”という名前の通り、縁起の良い一本として贈り物にも最適です。

芳醇でやわらかい味わいの純米酒や、限定ラベルの春酒も販売され、日本酒好きの間では“隠れた銘酒”として知られています。

お酒が苦手な方には、ボイセンベリーサイダーや、地元製造のクラフトドリンクも人気です。

冷たいドリンクを片手に、ツツジを眺めながら春を満喫する時間は格別ですよ。

館林つつじまつり周辺の観光スポット

茂林寺：分福茶釜とたぬき像のユニークなお寺

館林の観光名所といえば、まず名前が挙がるのが「茂林寺（もりんじ）」です。

昔話「分福茶釜（ぶんぶくちゃがま）」の舞台として知られ、境内にはたくさんのたぬき像がずらりと並んでいます。

その数はなんと20体以上！それぞれ表情やポーズが異なり、思わず笑顔になれるユニークな光景です。

家族連れやカップルに人気の写真映えスポットとしても定番となっており、「全たぬきを制覇しよう！」という楽しみ方もできます。

茂林寺は15世紀創建の由緒あるお寺でもあり、落ち着いた雰囲気と歴史的価値をあわせ持つ貴重な場所です。

つつじが岡公園からも車で約10分ほどとアクセスしやすく、つつじまつりとセットで訪れるのにぴったり。

おみくじやお守りもたぬきモチーフで可愛らしく、お土産にもおすすめですよ。

▶ 茂林寺の場所をGoogle Mapsで確認する

旧秋元別邸：日本庭園が美しい歴史建築

つつじまつりの賑わいから少し離れて、静かに日本の美を感じたい方におすすめなのが「旧秋元別邸（きゅうあきもとべってい）」です。

明治期に建てられたこの邸宅は、館林藩の藩主・秋元家の別邸として使われていた建物で、歴史的価値の高い和風建築と日本庭園が楽しめます。

特に庭園は四季折々の表情を見せてくれ、新緑とツツジが織りなすコントラストも見事。

ゆっくりと歩きながら、日常を忘れるような癒しの時間を過ごせるスポットです。

建物内部は一部見学可能で、当時の暮らしや設えを垣間見ることができます。

歴史好き・建築好きの方にはたまらない空間であり、撮影にもぴったり。

入場料は無料で、つつじまつりの時期は見ごたえがさらにアップ。

混雑を避けて心を整えるには、最適な癒しスポットです。

▶ 旧秋元別邸の場所をGoogle Mapsで確認する

向井千秋記念子ども科学館：宇宙を学べる体験型施設

子どもから大人まで楽しめる学びのスポットとして人気なのが、「向井千秋記念子ども科学館」です。

館林市出身の宇宙飛行士・向井千秋さんの功績を記念して開館されたこの施設では、宇宙・科学・人体・自然などをテーマにした多彩な展示や体験が楽しめます。

子どもたちに大人気なのが、宇宙服のレプリカ展示や無重力体験シミュレーター。

「宇宙ってこんなところなんだ！」と興味を引き出す仕掛けが満載で、学びながら遊べる“知的レジャー施設”として高評価を得ています。

館内にはプラネタリウムもあり、春の星空や惑星解説を美しい映像で楽しめるのも魅力。

つつじまつりの合間に立ち寄ることで、花と星、両方を満喫する春の一日が過ごせます。

アクセスも良好で、つつじが岡公園から車で5分ほど。小さなお子様連れのファミリーに特におすすめです。

▶ 向井千秋記念子ども科学館の場所をGoogle Mapsで確認する

尾曳稲荷神社：狐伝説の残るパワースポット

「ちょっと足を延ばして立ち寄りたい」と評判なのが、尾曳稲荷神社（おびきいなりじんじゃ）です。

小さな神社ながら、狐にまつわる伝説や、地元に古くから伝わる“尾を引く”名前の由来がある、知る人ぞ知るパワースポット。

境内には絵馬やおみくじが並び、ユニークな「狐みくじ」や「しっぽ型お守り」などが人気です。

静かな空気と自然に包まれた空間は、忙しい日常をリセットするのにぴったりな場所。

つつじが岡公園や城沼からも近く、徒歩でもアクセス可能なので、つつじまつりと組み合わせての参拝にもおすすめです。

春の花を楽しんだあとに、神話の世界に少し触れてみるのも乙ですよ。

▶ 尾曳稲荷神社の場所をGoogle Mapsで確認する

この記事のまとめ

「館林つつじまつり2025」は、群馬県館林市のつつじが岡公園で開催される春の一大イベントです。約100品種・1万株のツツジが咲き誇り、樹齢800年の勾当内侍遺愛のつつじや、宇宙から帰ってきた「宇宙ツツジ」など、ここでしか見られない特別な花々が魅力です。

イベント期間中は、ガイド付き園内ツアー・音楽ライブ・八木節演舞・落語会・写真コンテストなど多彩な催しが行われ、観るだけでなく“体験する祭り”として人気を集めています。

さらに、館林うどん・焼きまんじゅう・分福最中といったご当地グルメや、伝統織物「館林紬」、限定文具などのお土産も充実。

周辺には、茂林寺・旧秋元別邸・城沼・向井千秋記念科学館などの観光スポットも多く、一日では回りきれないほどの魅力が詰まっています。

アクセス方法も電車・車ともに便利で、駐車場も約800台分を完備。混雑を避けたい方は、平日や午前中の来園がおすすめです。

春の花と文化、グルメと自然を満喫できる館林つつじまつり。今年はぜひ足を運んでみてください。