青森県には数多くの温泉地がありますが、観光客で賑わう有名温泉地だけでなく、静かに癒される「穴場温泉」も点在しています。
今回は、自然に囲まれた秘湯でゆったりと過ごせる「青荷温泉」「蔦温泉旅館」「谷地温泉」をご紹介します。
混雑を避けてのんびりと温泉を楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
- 青森県の穴場温泉「青荷温泉」「蔦温泉旅館」「谷地温泉」の特徴
- 各温泉の宿泊料金・日帰り入浴料金・アクセス情報
- 泉質や効能、歴史、予約方法などの詳細情報
青荷温泉|電気のない「ランプの宿」で非日常体験
青荷温泉は、青森県黒石市にある秘湯で、電気を使わない「ランプの宿」として有名です。
周囲を山々に囲まれた静かな環境にあり、夜はランプの灯りだけで過ごすという幻想的な雰囲気が楽しめます。
温泉は4つの浴場があり、すべて源泉かけ流し。神経痛や疲労回復に効果がある優しい湯が特徴です。
青荷温泉へのアクセス
公共交通機関利用
- 青森空港から:
- バスで弘前行き約55分→弘前バスターミナル下車
- バスで約45分→黒石下車
- バスで温川行き約35分→虹の湖公園下車
- タクシーで約15分
- 黒石駅から:
- 弘南バス板留線で虹の湖公園まで
- 虹の湖公園から青荷シャトルバスで青荷温泉へ(要予約)
自動車利用
- 東北自動車道黒石ICから国道102号線を十和田湖方面へ約30分
冬季アクセス(2024年12月1日~2025年3月31日)
- 自家用車での直接来館は禁止
- 道の駅「虹の湖」駐車場に車を置き、青荷シャトルバスに乗り換え(要予約)
- シャトルバス時刻表:
- 虹の湖発: 9:35、14:50、16:00
- 青荷温泉発: 8:20、10:00、13:30
- シャトルバス利用には必ず事前予約が必要
青荷温泉の宿泊・日帰り料金
- 宿泊料金(1泊2食付き): 13,750円~15,950円(2名1室利用時)
- 連泊プラン: 12,650円~13,750円(2名1室利用時、2泊)
日帰り料金
- 大人: 600円
- 小学生: 300円
- 日帰り手ぶらプラン: 3,800円(税込)【平日限定】(個室利用・浴衣・タオル・食事付き)
青荷温泉の食事
夕食
- 山菜や川魚を使った料理
- サーモンのカルパッチョ
- あけびのお浸し
- イワナの塩焼き
- 青荷温泉名物「イガメンチ」(イカのミンチ揚げ)
- 鴨鍋
朝食
- フキと糸こんにゃくの煮物
- 昆布の佃煮
- イワナの稚魚の甘露煮
- みそ貝焼(卵とじ)
- わかめと菜っ葉の味噌汁
青荷温泉の泉質と効能
- 泉質: 単純温泉(無色透明、無味無臭)
- 泉温: 約47.5℃
- 効能:
- 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復
- リウマチ、五十肩、運動麻痺
- 慢性消化器病、痔疾、冷え性
青荷温泉の宿泊予約サイト
青荷温泉の宿泊は以下の旅行サイトから予約可能です。各社の特典や割引を比較して、お得なプランを見つけてください。
青荷温泉の詳細情報
さらに詳しい情報は以下の公式ページや旅行ガイドをご覧ください。
蔦温泉旅館|足元から湧く自噴温泉と贅沢な宿泊体験
蔦温泉旅館は、青森県十和田市に位置する歴史ある温泉宿です。
平安時代の文献にも記載があるほどの歴史を持ち、「足元から湧く自噴温泉」が最大の特徴です。
湯舟の底から直接温泉が湧き出すため、常に新鮮な温泉を楽しめる希少な温泉宿です。
蔦温泉旅館の特徴とは?
蔦温泉旅館は、1,000年以上の歴史を持つ温泉で、「足元湧出温泉」として全国的にも珍しい存在です。
宿のすぐ近くには「蔦七沼」と呼ばれる湖沼群が広がり、四季折々の自然を楽しめます。
また、2022年には新しい最高級の離れ「瓢箪」「薬鶴」「月寛」が完成し、より快適な宿泊体験が可能となりました。
蔦温泉旅館へのアクセス
公共交通機関利用
- JR新青森駅から:
- JRバス十和田湖行きで約110分
- JR八戸駅から:
- JRバス十和田湖行きで約90分
- 七戸十和田駅から:
- 無料送迎バスあり(3日前までに予約必須)
自動車利用
- 東北自動車道十和田ICから約40分
- 青森市内から約1時間30分
- 八戸市内から約1時間30分
蔦温泉旅館の宿泊料金
スタンダードプラン(1泊2食付き)
- 料金: 税込 59,664円〜114,356円
- 和モダンツイン(10畳、風呂なし): 46,200円〜81,400円
- 特別室「桂月の間」(10畳+8畳、風呂なし): 67,122円〜116,842円
早期割30プラン(30日前予約・1泊2食付き)
- 料金: 税込 64,636円〜114,356円
※ 2024年11月25日~2025年4月17日までは冬季休館
蔦温泉旅館の食事
夕食(和食会席料理)
- 青森県産の旬の食材を使用した創作会席
- 刺身(青森近海の魚介)、馬刺し、山菜料理、天ぷらなど
朝食(和洋バイキング)
- 帆立貝焼き味噌、鮭の麹漬け、温泉卵、山菜煮物
- ライブキッチンで厚焼き玉子を提供
アレルギー対応
- 7大アレルゲン(卵、えび、かに、そば、乳、落花生、小麦)のみ対応(要事前連絡)
蔦温泉の泉質と効能
泉質
- 単純温泉(低張性弱酸性低温泉)
- 湯舟の底から温泉が湧出する「足元湧出温泉」
効能
- 神経痛、関節痛、筋肉痛
- ストレス解消、自律神経の安定
- 美肌効果、疲労回復
蔦温泉旅館の宿泊予約サイト
蔦温泉旅館の宿泊は以下の旅行サイトから予約可能です。各社の特典や割引を比較して、お得なプランを見つけてください。
蔦温泉旅館の詳細情報
さらに詳しい情報は以下の公式ページや旅行ガイドをご覧ください。
谷地温泉|日本三秘湯のひとつ、400年の歴史を誇る名湯
谷地温泉は、青森県十和田市に位置する温泉で、日本三秘湯のひとつとして知られています。
開湯から400年以上の歴史を持ち、古くから湯治場として多くの人々に親しまれてきました。
特に「足元湧出温泉」であることが特徴で、低温(38℃)と高温(42℃)の2種類の温泉を交互に入ることで効果を最大限に引き出すとされています。
谷地温泉の特徴とは?
谷地温泉は、標高約770mの高地に位置し、周囲を山々に囲まれた静かな環境が魅力です。
硫黄の香りが漂う白濁したお湯と、無色透明の湯の2種類があり、それぞれ異なる効能を持っています。
宿泊者は、古き良き湯治場の雰囲気を味わいながら、じっくりと温泉を楽しむことができます。
谷地温泉へのアクセス
公共交通機関利用
- 青森空港から:
- リムジンバスでJR青森駅へ約35分
- JR青森駅からバスで十和田湖行き約80分、谷地温泉下車、徒歩約5分
- JR青森駅から:
- バスで十和田湖行き約80〜120分、谷地温泉下車、徒歩約5分
- 冬季期間(12月1日〜3月31日):
- JR八戸駅から送迎バス(13:45発、15:00着)※要予約
自動車利用
- 東北自動車道黒石ICから国道102号線、394号線、103号線を経由し約60分
- 冬季は交通規制があり、車でのアクセスが困難な場合があるため注意
谷地温泉の宿泊料金
宿泊プラン(1泊2食付き)
- 和室8畳(1~2名利用): 税込 12,000円〜15,000円
- 和室12畳(3~4名利用): 税込 10,000円〜14,000円
日帰り入浴料金
- 大人: 800円
- 子ども: 450円
- 幼児(未就学児): 無料
※ 日帰り入浴は 10:00〜15:00(最終受付14:30)ですが、冬季は火・水・木曜日が休館のため要注意。
谷地温泉の食事
夕食
- 地元青森の食材を活かした和食会席
- 焼き魚(地元の川魚)、山菜料理
- 温泉卵、季節の煮物
朝食
- シンプルな和朝食(ご飯、味噌汁、焼き魚、漬物など)
谷地温泉の泉質と効能
泉質
- 上の湯(42℃): 単純温泉(低張性弱酸性低温泉)
- 下の湯(38℃): 単純硫黄温泉「硫化水素型」
効能
- 神経痛、関節痛、筋肉痛
- 冷え性、疲労回復、美肌効果
- 高血圧、動脈硬化、胃腸病
谷地温泉の宿泊予約サイト
谷地温泉の宿泊は以下の旅行サイトから予約可能です。各社の特典や割引を比較して、お得なプランを見つけてください。
谷地温泉の詳細情報
さらに詳しい情報は以下の公式ページや旅行ガイドをご覧ください。
まとめ|青森県の穴場温泉で至福のひとときを
青森県には、全国的にはあまり知られていないものの、魅力あふれる穴場温泉が数多く存在します。
今回は、その中でも特におすすめの「青荷温泉」「蔦温泉旅館」「谷地温泉」の3つをご紹介しました。
それぞれの温泉には個性があり、目的に応じた選び方をすることで、より満足度の高い温泉体験を楽しむことができます。
3つの穴場温泉を振り返り
1. 青荷温泉|電気のない「ランプの宿」で非日常体験
- 電気がなく、夜はランプの灯りだけの幻想的な雰囲気
- 4つの源泉かけ流し温泉を楽しめる
- アクセスには専用のシャトルバスを利用(冬季は車の乗り入れ不可)
2. 蔦温泉旅館|足元から湧く自噴温泉と贅沢な宿泊体験
- 湯船の底から自然に温泉が湧き出る「足元湧出温泉」
- 1,000年以上の歴史を持つ由緒正しい温泉
- 近年リニューアルされ、最高級の離れ宿も完備
3. 谷地温泉|日本三秘湯のひとつ、400年の歴史を誇る名湯
- 低温(38℃)と高温(42℃)の2種類の温泉を交互に楽しめる
- 硫黄の香りが漂う白濁湯と透明湯が特徴
- 冬季はアクセスが限られるため、事前に送迎バスの予約が必要
あなたにぴったりの温泉を選ぼう!
以下のような基準で、自分に合った温泉を選んでみてはいかがでしょうか?
- 非日常体験をしたい方: → 青荷温泉(ランプの宿でのんびり)
- 贅沢な宿泊を楽しみたい方: → 蔦温泉旅館(高級感あふれる宿泊体験)
- 歴史ある秘湯を満喫したい方: → 谷地温泉(湯治場としての風情を楽しむ)
青森県の温泉巡りを楽しもう!
今回紹介した温泉はいずれも静かで、自然の中でゆったりと過ごせる穴場の温泉地です。
都会の喧騒を忘れ、心と体を癒す旅に出てみてはいかがでしょうか?
ぜひ、青森県の秘湯を巡り、あなただけのお気に入りの温泉を見つけてください!
- 青森県の穴場温泉3選を紹介(青荷温泉・蔦温泉旅館・谷地温泉)
- 各温泉の特徴や魅力、泉質・効能を詳しく解説
- 宿泊料金・日帰り入浴料金・予約方法を掲載
- アクセス情報(公共交通機関・車)や冬季の注意点を説明
- それぞれの温泉がどんな人におすすめかを紹介
- 青森県の温泉巡りを楽しむためのポイントをまとめた
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